【山形県】山形ギャッベ展　ｉｎ道の駅【やまがた蔵王】樹氷ホール｜受付終了

一匹の羊から刈り取られた羊毛です。ファーハディアンの上級クラスのギャッベは、イラン北西部クルデスタン地方の羊毛を使用しております。クルディッシュウールは、カールしていて糸と糸が絡みやすいのが特徴です。その糸で織られたギャッベは、肌触りもよく、弾力性にも富んでいて踏み心地も抜群です。

ファーハディアン社は染色も自社染色工場で、時間をかけて丁寧に染めていきます。
じっくりと染め上げて油分を残すことで、その羊毛には輝きとしなやかさ、美しさ、強さがあります。草木染めは、染料のさじ加減一つで色合いが変化します。染料の配合は門外不出、熟練の職人の頭の中にあります。

ファーハディアンには、カシュガイ族のデザイナーがデザインを担当していますが、織り手の皆さんが自分の感性で変化させながら織り上げていきます。それぞれの個性を生かしたデザインへとギャッベは一枚一枚変化していきます。家族のアイデンティティ、プライド、幸せを願う思いをひと結びひと結び織って出来上がるモチーフでありデザインがギャッベの魅力です。その技術は、母娘と代々受け継がれていきます。

カシュガイ遊牧民に織り上げられたギャッベはイラン南部のシラーズで集荷されて、首都テヘランにあるファーハディアンのサービス工場に運ばれます。そこで、最初に大型ドラムで土や砂を落とします。次に裏面のムダ毛をバーナーで焼く。そして、洗い、天日乾燥をして、電気バリカンで刈り込みます。この洗い、乾燥の工程を４回も繰り返すのがファーハディアンの特徴です。これにより、不要なムダ毛と動物臭が軽減されます。

ファーハディアンギャッベの仕上げの大きな特徴は、美しい長方形にこだわり、絨毯の形を整えることにあります。一枚一枚、職人たちの手仕事で縁かがりや不具合部分の補修が丁寧に行われます。そして、最高級のファーハディアンプレミアムギャッベが完成します。

待望のギャッベ本が誕生。フォトグラファーの向村春樹氏が２０年にわたり現地を取材し、見て、感じて、撮ったギャッベの世界を収めたギャッベ本が誕生しました。なぜ、ギャッベが人々の心に棲みつき、とらえて離さないのか。「ファーハディアン・プレミアムギャッベ」が世界一と言われるのはなぜか。たくさんのギャッベの真実に迫ります。
今回は、２０万円（税込）以上のギャッベをお買い上げの方に、こちらの本をプレゼントさせていただきます。

オールドギャッベとは、自由な意思で織られた幾何学模様と動物の文様が中心で、２０～３０年以上経たものをオールドギャッベとして分類しています。カシュガイ遊牧民の中で代々受け継がれ、織られてきた伝統的文様のギャッベは、オリジナリティにあふれ、とても魅力的です。

ライオンギャッベは、イランがペルシャと呼ばれていた古い時代から、ライオンは王様の象徴として尊ばれてきました。現在は、イランにライオンは生息していませんが、それゆえデザイン性の高いものや、可愛らしいライオン、抽象化されたライオンなど、オリジナリティあふれるライオンギャッベはとても人気があります。

キリムは、平織りの織物で、毛足の無いラグになります。
薄くて軽いので、ラグはもちろんですが、ソファにかけたり、壁にかけたり、様々な用途に使うことができます。
美しい色彩やデザインは、様々な模様が描かれており、見ているだけで楽しくなります。
今回は、タブリーツのバザールで厳選した素敵なキリムをご覧いただけます。