近畿で アウトレット家具(インテリア)のソファ・飛騨の家具/ヒダノカグを探すならSeiloo |2024年5月30日(木)開催
飛騨の家具のソファ
岐阜県の飛騨地方(高山市・飛騨市など)は、日本有数の家具産地のひとつです。飛騨は、福岡県の大川などほかの家具産地がたんすをはじめとする箱物家具から発展したのに対し、唯一椅子やテーブル、ソファなど4本脚の家具(脚物家具)が発祥の産地と言われています。
-
・ドイツからもたらされた曲木の技法
飛騨の家具に見られる大きな特徴は「曲木(まげき)」と呼ばれる成型技法です。明治40年(1907年)頃、熱と水分を加えて木を曲げる技法がドイツから日本に入ってきました。1920年頃に飛騨地方に伝わり、飛騨の家具が誕生します。
曲木の家具の魅力は、しなやかな曲線で構成される美しさにあります。また、弱そうな見た目に反して、柔構造になっているために耐久性があり、軽くて使いやすいです。手工芸的な味わいもあり、木肌への愛着の復活とともにその良さが見直されています。
飛騨の家具では、曲木の技法はおもにダイニングチェアなど椅子の背もたれや脚に優美な曲線を描くのに用いられますが、ソファの木枠や木肘にも用いられています。 -
・飛騨の家具の主要メーカー
①飛騨産業
創業100年を超える飛騨の家具メーカーの代表格です。キツツキのロゴマークが印象的でした(現在はアルファベットのHIDAにロゴを変更しています)。「CRESCENT(クレセント)」「SEOTO-EX(セオト イーエックス)」「森のことば」のダイニングチェア・テーブル、ソファなどがとくに知られています。
②柏木工
日本の生活様式の主流が畳の時代に、円形の座面に4本脚の「南京椅子」やイギリス発祥の曲木椅子「ウィンザーチェア」の製造に着手しました。「CIVIL(シビル)」「LEI(レイ)」「K-WINDSOR(ケー・ウィンザー)」のソファが人気です。
③イバタインテリア
無垢材を使った椅子やテーブルの製造を得意とし、曲木加工をはじめ、飛騨の匠の熟練した技術を今に伝えています。代表シリーズは「Sign(サイン)」「Humming(ハミング)」「Maple Rich(メープルリッチ)」など。
④日進木工
飛騨の匠の伝統技術を活かしながら、現代のライフスタイル「シンプル・モダン」にマッチした家具を製造しています。代表シリーズは「WHITE WOOD(ホワイトウッド)」「GROW Natural Brown(グロウ ナチュラルブラウン)」など。
⑤シラカワ
創業以来の製品コンセプト「日本のモダン」を貫き、和の歴史文化を踏まえた独自のデザインを確立しています。「NEW RAPT(ニューラプト)」「凛(りん)」のソファがおすすめです。