ベッド選びの基本
”人間は人生の3分の1寝ている”…。一度は耳にしたことがありませんか?理想の睡眠時間は1日8時間ですから、「人生の3分の1寝ている」というのもあながち嘘ではなさそうです。そんな人生の大半を過ごすベッドは、私たちの生活の大切なパートナー。1日の疲れを癒すとともに、頭も体も明日へとリセットしてくれる大切な場所です。ここでは、そんな大切なベッドを選ぶ際に失敗しないコツをお伝えします。ベッドをご購入いただく前に一度目を通しておくだけで、ベッド選びがぐんと楽しくなりますよ。
1.ぴったりサイズを決めましょう~マットレスの大きさ~
サイズの名称 | 幅(cm) | 長さ(cm) | 対応人数 |
セミシングル(SS) | 85 | 195 | 1人 |
シングル(S) | 97 | ||
セミダブル(SD) | 122 | ||
ダブル(D) | 140 | 2人 | |
ワイドダブル(WD) | 154 | ||
クイーン(Q) | 170 |


クィーン、キングサイズのベッドは、1つのフレームにマットレス2枚を並べて置くタイプが発売されています。(クィーンサイズはセミシングル×2枚)(キングサイズはシングルサイズ×2台)このタイプのベッドは、相手の寝返りによる振動が気にならないのが特長。また搬入がしやすいというメリットもあります。背が高くて、枕を使うと足がでてしまう方のために通常サイズより長さが10~12センチ長いロングタイプマットレスも発売されています。
2.マットレスを選ぼう~マットレスの種類~
マットレスは現在、スプリングコイルマットレスが一般的です。スプリングの種類は数多く発売されていますが、大きく分けると3タイプがメインとなります。
【ボンネルコイルマットレス】

ほどよいクッション性と耐久性を兼ね備えたベーシックタイプのマットレスです。砂時計のようなかたちのつづみ型コイルスプリングを連結させています。
【ポケットコイルマットレス】

ちょうちん型のコイルスプリングがひとつずつ袋に入っている構造のマットレスです。それぞれのコイルスプリングが独立して動くことで体のラインにフィットします。隣の人が寝返りをしても、気づかないほどの振動の伝わりにくさが魅力。
【高密度連続スプリングマットレス】

一本の鋼線を連続して編み上げたコイルスプリング密度の高いマットレスです。コイル数はなんとボンネルコイルスプリングの2~4倍。コイル数はその数が多いほど、身体を支える点が多くなり、背中や腰の部分的な落ち込みが少なくなります。優れた通気性と耐久性、体重をしっかり支えてくれる安定感が特長です。
3.フレームを決めよう~どんなフレームがあるの?~
携帯電話や本を置ける場所が欲しい!

ヘッドボードに棚があるデザインがお勧めです。
ベッド下も有効活用したい

ベッド下に収納がついたフレームがお勧めです。引出しタイプや、跳ね上げタイプなど収納付きといってもいろいろな種類がありますよ。
人気のフレームは?

シンプルでスタイリッシュなパネルデザインベッドが人気です。
湿気が心配です…。

床板がスノコ上になっているタイプがございます。
4.ベッドメイキング~ベッドのほかに何が必要?~
ベッドパッド

まずはマットレスの上にベッドパッドを敷きます。ベッドパッドは、寝ている間の汗を吸収する必需品です。ベッドパッドの素材には、綿、ポリエステル、羊毛などの吸湿発散性の高いものが使われ、最近は、自宅で洗うことのできるウォッシャブルタイプも好評です。
ボックスシーツ

ボックスシーツを広げて、マットレスとベッドパッドを覆います。ベッド、ベッドパッドに直接汚れがつくのを防ぐ役割です。最近では、メイキングがしやすい四方にゴムが入っているタイプが多くなっています。ボックスシーツのメイキングのコツは、初めに引っ掛けた対角にある角を2番目に行うとメイキングがスムーズにできますよ