布団(ふとん)とマットレスの違いは?メリット・デメリットや併用時のポイントを紹介!

布団とマットレスそれぞれのメリット・デメリット

布団とマットレスそれぞれのメリット・デメリット


快適な睡眠を取るためには、布団とマットレス、どちらを選ぶべきなのでしょうか。敷寝具は、季節に関係なく一年中使用するものなので、ご自身に合った寝具を選ぶことが大切です。そのためには、実際に布団やマットレスを見て触って選ぶことをおすすめします。

この記事では、マットレスと布団、それぞれの特徴やお手入れ方法などについて、詳しく解説します。それぞれのメリット、デメリットを比較し、自分に最適なものを選びましょう。

布団

日本人が古くから親しんできた寝具

布団は、日本人が古くから親しんできた寝具です。

ライフスタイルの変化に伴い、最近は外国への憧れや西洋スタイルの広がりからマットレスを選ぶ方も増えていますが、まだまだ根強い人気を誇っています。マットレスと布団を併用する方も少なくありません。

布団のメリット

布団の主なメリットは、収納性・手入れの手軽さ・耐久性・安全性です。

・収納性

布団はコンパクトに折りたためるため、使わないときは、押し入れや部屋の隅にしまっておけます。季節によって布団を換える習慣があるご家庭なら、使わない布団の収納場所が少なくて済むので、大きなメリットです。

お客様が来ることが多いご家庭でも、収納性に優れた布団は便利。場所を取らずに、おもてなし用の布団を用意しておけます。使う前に日干しをしたり、布団乾燥機にかければ長くしまっていても気持ち良く使えますよ。

・手入れの手軽さ

中綿の素材にもよりますが、布団は一度へたってしまっても、日干しをすればふかふかの状態に戻ります。日干しは日光による殺菌作用があり、側生地(布団の中身を包む外側の生地)が洗える布団も多いので、衛生面も安心です。

・耐久性

耐久性は、布団の中綿に使われている素材によって差が出ます。とくに綿や羽毛は、古くなった布団を再生加工する打ち直しを定期的にすれば、10年以上使えます。

・安全性

布団は高さが低いものが多く、寝相が悪くて布団からはみ出してしまっても、床への落下による怪我があまり心配ありません。

布団の下にマットレスなどが敷いてあり、高さが上がっていれば別ですが、通常の布団の高さから落ちる分にはほぼ安全です。赤ちゃんや小さなお子さん、お年寄りでも使えます。

布団のデメリット

布団のデメリットは、以下の3つが挙げられます。

・中綿の劣化による床付き感

中綿が劣化すると、布団がしおれたようになってしまい、眠るときに床が近いような感覚になることがあります。この感覚は「床付き感」と呼ばれ、このような状態になったら打ち直しが必要です。

・床の冷気を感じやすい

布団は床に直接敷いて寝る方が多いため、寒い時期に床から上がる冷気を感じやすくなります。対策として、マットレスやシーツを敷き、冷気を防ぐ方もいます。

・ハウスダストの心配

衛生面でのデメリットは、床のホコリやゴミを吸い取りやすいことです。床に置いて使うものなので仕方ありませんが、小まめな掃除や布団の日干しが必要です。

マットレス

マットレスのメリット・デメリット

次に、マットレスのメリット・デメリットを見ていきましょう。敷布団とは違う部分を数多く持っています。

マットレスのメリット

マットレスの主なメリットは、以下の3つです。

・湿気がこもりにくい

マットレスは床から高い位置にあるうえに、通気性が良い商品が多いため、湿気がこもりにくいことが特徴です。

湿気はカビやダニの発生の温床になってしまうので、高い通気性があれば、清潔な環境づくりに役立ちます。

・耐久性が高い

一般的なマットレスは耐久性が高いため、長く使えることもメリットのひとつ。マットレスは決して安価ではなく、頻繁な買い替えは家計に痛手となります。マットレスは、長ければ10年程度使えるので経済的です。

・立ち上がりやすい

床から高さがあるため、立ち上がるときの腰や膝への負担を軽減します。

スプリングタイプのマットレスなら、バネの跳ね返しを利用することで、さらに立ち上がりやすくなります。体への負担を減らして立ち上がりたい、座りたい方に向いています。

マットレスのデメリット

マットレスのデメリットは、サイズが大きい・手入れがしにくい・布団より高価な傾向にある、ということです。

・サイズが大きい

マットレスは、布団よりも大きなサイズのものがほとんど。ワンルームなどの狭い部屋の場合、圧迫感が出てしまううえに、生活スペースが限られてしまいます。部屋をなるべく広く使いたい方は、デメリットと感じるかもしれません。

・手入れがしにくい

マットレスは、布団のように手軽に日干しや、クリーニングができないものが多く、お手入れは表面の掃除や立てかけて風に当てるなどが一般的。あまり細かい手入れはできません。

また、重量も布団より重いため、手入れのために動かすときに重労働になりやすいでしょう。女性や年配の方が困りがちなデメリットです。

・布団より高価な傾向にある

マットレスは布団よりも高価な商品が多く見られます。耐用年数や機能、構造の緻密さが理由ですが、グレードが高い商品になると、なかなか手が出ないことがあります。

布団とマットレスって併用はあり?!なし?!

「布団とマットレスを併用すると快適に眠れるの?」と疑問を持つかもしれません。
併用するメリット・デメリットや、併用時のポイントを見ていきましょう。

併用する場合のメリット

布団だけではどうしても冷気・湿気に悩まされやすいのですが、マットレスを併用すれば、それらを遮断できます。

また、布団は吸水性・吸湿性に優れています。マットレスにもそのような性質はありますが、布団と比較して湿気がたまりやすい分、吸い込んだ汗や湿気を綺麗に掃除するのは、難しいものです。

手入れがしやすい布団を上に敷くことで、汗や汚れをマットレスまで通しにくくなります。

併用する場合のデメリット

マットレスの多くは、基本的に単体で使うように作られています。

体とマットレスが触れあって、初めて効果を発揮するマットレスもあり、上に布団を重ねると、効果を十分に発揮できないかもしれません。

マットレスの材質によって、重ねた布団がマットレスに沈み込んでいくこともあります。理想的な「背骨がS字になる体勢」ではなく、Vの字のように体が折曲がり、不自然な寝姿勢になってしまいます。

体圧の分散性に関しても同様です。体圧が集中しやすい部分を適切にフォローできず、体を痛めかねません。

併用する場合に気をつけたいポイント

以下のような条件に当てはまるときは、布団とマットレスの併用が効果的です。

マットレスが薄い・床付き感を感じる場合

マットレスの種類によって、布団との併用が向いています。

体圧分散機能があるマットレスの中には、5~6cmの薄いタイプもあり、人によっては床付き感を覚えることも。そんなときにはマットレスの下に布団を敷くと解消されます。

マットレスの機能に関係なく、一般的なマットレスでも床付き感があるときは、布団との併用をおすすめします。

マットレスの床付き感は、厚さに関係があることが多く、一度マットレスの厚みをチェックしてみると良いかもしれません。

マットレスの硬さを調節したい

体圧を受け止める機能をもつ「低反発マットレス」は柔らかさを感じ、コイルを連結させたボンネルコイルマットレスは硬さを感じやすい構造をしています。人によっては柔らかすぎる、硬すぎると感じることがあるようです。

そんなときには布団をマットレスの上に重ねて併用すると、柔らかさや硬さを調節できます。

布団やマットレスなどの寝具の購入ならアウトレットなどセールやイベントがおすすめ!


近年布団やマットレスは、寝具メーカーの開発努力により高品質で低価格な寝具を手に入れられる時代となりました。

しかし質の良い睡眠を求めるようになると、寝具のグレードを上げたくなったり、もっと多くの種類の寝具をチェックしてみたくなったりします。

とはいえ、何軒も専門店を回っている時間が取れない方も多いでしょう。

そこで注目なのは、アウトレットなどのセールやイベントです。多くの寝具が揃うアウトレットセールなら、一度に多種類の寝具をチェックできます。

各イベントでは布団やマットレスはもちろん、睡眠環境を向上させる寝具が揃えられています。

普段なら価格で諦めてしまいそうな寝具でも、アウトレットなどのセールならお得な価格になっていることもあります。高級寝具が気になりはじめたら、ぜひアウトレットセールやイベントへ行ってみましょう。

この記事を書いた人

著者・監修 著者・監修:株式会社ヘヤゴト マーケティング本部 ヘヤゴト編集長
ヘヤゴト編集長 株式会社ヘヤゴト マーケティング本部

家具インテリア・寝具のWEBサイト「HEYAGOTO」「Seiloo」「Shopnavi」「MyGallery」「ヘヤゴトフリマ」を運営する株式会社ヘヤゴトの編集長。家具のプロとして、皆様の生活に役立つ情報を発信しております。

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