マットレスのおすすめのタイプは?種類ごとの特徴や選び方

マットレスのおすすめのタイプは?種類ごとの特徴や選び方

睡眠時の体を支えてくれるマットレス。それだけに、マットレスの質は眠りの質に大きな影響を与えます。睡眠の質を向上させ、腰痛などの不快な症状を軽減するために、マットレス選びは慎重に行いたいものです。睡眠時の身体の負担を軽減しようと、マットレスを新調しようとお考えの方は多いのではないでしょうか。

快眠できるマットレス選びのために、基本的な知識を身に着けておくことをおすすめします。こちらでは、マットレスの種類やおすすめの理想的な選び方を解説します。最後に、おすすめの商品も紹介しますので、熟睡できるマットレスをお探しの方はぜひお読みください。

この記事のポイント
  • マットレスは主にコイルマットレスとノンコイルマットレスに分けられます。
  • マットレスを選ぶ際にはサイズ、骨格に合った硬さ、反発力、機能性などを考慮しましょう。
  • この記事ではおすすめのマットレスを紹介しています。
  • お気に入りのマットレスを見つけるにはSeiloo(セイルー)からイベントに参加するのがおすすめです。

マットレスの種類

寝具のマットレスは主にコイルマットレスとノンコイルマットレスに分けられます。以下では、コイルマットレスとノンコイルマットレスについてそれぞれ解説します。

コイルマットレス

コイルマットレスとは、マットレス内部にコイル(ばね・スプリング)を導入しているマットレスの総称です。マットレスに必要な弾力を確保するために、金属製のコイルを採用しています。マットレスの種類としては一般的なものの一つです。

コイルタイプの使用感は内蔵されているコイルの種類によって大きく異なります。代表的なコイルが、ボンネルコイルとポケットコイルです。

ボンネルコイルとは、金属製の複数のコイルを連結させたコイルのこと。コイルを組み合わせて面を作ります。体をコイルの面で支えるため、寝返りをしやすい点が特徴です。使用感は、畳の上の敷き布団に近いといわれています。

ポケットコイルは、複数の独立したコイルで構成されているタイプです。それぞれのコイルは不織布の袋に包まれています。体が点で支えられるため、負荷が集中せず、就寝中の体圧が分散する点が評価されています。

コイルマットレスの画像

ノンコイルマットレス

コイル式以外のマットレスもあります。ウレタン素材やファイバー、ラテックスを使用したマットレスが代表例です。それぞれの違いを紹介します。

ウレタンとは、発泡したポリウレタンを固めた素材のこと。生活に身近な例として、洗い物用のスポンジに使用されています。用途によって適切な硬さに調整できる点が特徴です。マットレス用としては、程よいクッション性の「半硬質ポリウレタンフォーム」が使用されます。

ファイバーマットレスは、樹脂素材を使用したマットレスのことです。糸状に加工したポリエチレン・ポリエステルで固めて作られます。斜め方向の反発力があるため、体圧が分散されやすいというメリットがあります。通気性の良さや軽さがあり、清潔に保ちやすい素材であることが魅力です。

近年になり普及し始めたのがラテックスのマットレスです。ラテックスとは、ゴムの木から抽出される天然素材のこと。処分する際に環境へ与える悪影響が少ないことから、金属コイルに変わるマットレス用の素材として注目を集めています。環境に配慮できるだけではなく、寿命が長い、ダニ・カビが発生しにくいという魅力もあります。

ノンコイルマットレスの画像

マットレスのおすすめの選び方

自分に合うマットレスを見つけるためには、選び方の基準を意識しておくことが大切です。快適なマットレスを見つけやすい、おすすめの選び方をご紹介します。

サイズで選ぶ

サイズはマットレスを選ぶうえでの第一の基準です。ベッドで使用するのではあれば、奥行と横幅をベッドフレームのサイズに合わせることが前提となります。国産のベッドであればJIS規格でサイズが定められているため、マットレスも規格に定められた適切なサイズを選びましょう。海外のベッドの場合、日本とは規格が異なるため注意が必要です。

マットレスのサイズ選びでは、使用する人の体格に合わせることも大切です。一般的に、横幅は身長に対して+20~25cm程度、横幅は肩幅の3倍程度のサイズのマットレスが快適に使えると考えられています。マットレスの長さについては、国産ではJIS規格で定められている195cmが基本になります。海外フランドの場合、受注生産で200cmを超えるサイズにも対応していることも。ベッドフレームもマットレスサイズに合わせて用意されています。

サイズ選びの際は使う人数も考慮しましょう。一人で使う場合はシングルサイズを選ぶのが一般的ですが、大柄な人はセミダブルサイズのほうが快適かもしれません。ご夫婦・ご家族など2人以上で一緒に使う場合は、ダブルサイズ・クイーンサイズ・キングサイズなど大きめのサイズ展開が適しています。

骨格に合った硬さを選ぶ

マットレスの硬さは、寝心地に大きな影響を与えます。マットレス選びでは、硬さも確認しましょう。使う人の骨格や睡眠姿勢によって適切なマットレスの硬さが異なるといわれています。

特に重要なのが、背中からおしりにかけてのラインに注目することです。骨格が背中からおしりに向かって大きくカーブしている場合、柔らかめのマットレスであればおしりが沈み込み、体圧が分散されます。対して、おりしに向けたラインがフラットに近い場合は、柔らかすぎるマットレスを購入すると沈み込みが不快に感じて後悔してしまうかもしれません。体をまっすぐに支える硬めのマットレスをおすすめします。

マットレス選びでは、実際に寝転がってみて試してみることが大切です。横向き・仰向けなど、さまざまな姿勢で使用感を確認してください。寝姿を誰かに確認してもらうのも良いでしょう。

自分の骨格に合った硬さがわからない場合は、硬めのマットレスを選んでおくことがおすすめです。もし、硬めのマットレスでストレスを感じた場合は、マットレスストッパーを使用することで寝心地を調整できます。ショールームでは、寝姿の計測をして、最適な硬さのマットレスを提案してくれるサービスもあります。自分にぴったりのマットレスを選ぶため、ぜひ活用してみましょう。

反発力の強弱を選ぶ

マットレスには低反発のタイプと高反発のタイプがあります。反発力によって寝心地が変わってくるため、好みに応じて選びましょう。

低反発マットレスは、指で押しただけで深く沈むような柔らかさが特徴です。寝転がると、全身を包み込むような感覚が得られるといわれています。体圧を分散させやすい点も魅力です。

対して、高い反発力のマットレスは押すと跳ね返ってくるような弾力性が特徴です。反発力のサポートがあるため、寝返りの打ちやすさを重視する人に好まれています。

機能性で選ぶ

機能性も、マットレス選びにおける基準のひとつです。マットレスによって、さまざまな機能があります。

据え置きせず毎日片付ける場合は、折りたたみ可能なタイプ(三つ折りタイプ)や丸められるタイプのマットレスが便利です。マットレスを清潔・衛生的に保ちたい方は、防ダニ加工、防臭加工、抗菌加工が施されたものを選びましょう。製品によっては、家庭で洗濯可能なものなど手入れ方法が簡単なタイプもあります。豊富な機能の方からご自分に適したものを検討しましょう。

おすすめのマットレス

有名メーカーの製品からおすすめのマットレスを紹介します。特徴についても記載していますので、ぜひお気に入りのアイテムを見つけてください。

サータポスチャーノーマル FD100

サータポスチャーノーマル FD100

2種のポケットコイルを交互に配置した硬めのマットレスです。サイドに配列されたコイルにより、腰掛けたときの安定感を実現しています。

>>公式サイト

ニューフィット(シモンズ)

ニューフィット(シモンズ)

国産の上質なポケットコイルを使用したマットレスです。きめ細やかな感触により、快適な寝心地が得られます。受注生産のロングタイプ(210センチ)もラインナップしています。

>>公式サイト

クラリスⅢ プラッシュ[ソフトタイプ]ClarisⅢ Plush (シーリー)

クラリスⅢ プラッシュ[ソフトタイプ]ClarisⅢ Plush (シーリー)

チタンを配合した「タイタニウムコイル」を使用したマットレスです。脊椎部分の構造に専用の詰め物を入れることで、寝転がった際の正しい姿勢維持をサポートします。

>>公式サイト

キュリエスAg|Ag-PW-EXC (フランスベッド)

キュリエスAg|Ag-PW-EXC (フランスベッド)

除菌機能のある糸を使用しており、衛生面が気になる方におすすめのマットレスです。通気性の高いコイルを採用しているため、湿気が多い環境でも快適に使用できます。

>>公式サイト

ビーズポケットベーシック (NIHONベッド)

ビーズポケットベーシック (NIHONベッド)

しっとりとした肌触りが人気でお求めやすい価格帯のベーシックラインのマットレスです。側地にロールガードを導入し、耐久性と手触りを向上させています。

>>公式サイト

toハイエスト(TOKYOベッド)

toハイエスト(TOKYOベッド)

クッション性・吸湿発散性の高い羊毛の詰め物により、やわらかな寝心地を実現したマットレスです。ハード・ベーシック・ソフトの3種の硬さを展開しています。

>>公式サイト

テンピュール® ワン クーリング

テンピュール ワン クーリング

体にフィットするテンピュール®素材を使用したマットレスです。カバーを取り外して洗濯できるため、清潔に保つことができます。

>>公式サイト

ムアツ マットレス ベーシック 《MuAtsu》

ムアツ マットレス ベーシック 《MuAtsu》

凹凸加工による弾力性で、体圧を適度に分散させるマットレスです。8cmと薄型で、コンパクトに丸めて収納できます。比較的手頃な価格で購入できるため、予算が限られている方にもおすすめできます。

>>公式サイト

エアウィーヴ ベッドマットレス S04p シングル

エアウィーヴ ベッドマットレス S04p シングル

3種類の硬さを組み合わせ、自分好みの寝心地にカスタマイズできるマットレスです。トップアスリートにも愛用されています。取り外してメンテナンスできる便利なカバーが付属しています。

>>公式サイト

Nファインレボマットレス JX (ASLEEP)

Nファインレボマットレス JX (ASLEEP)

独自素材を使用し、フレキシブルな反発力を実現したマットレスです。睡眠中の自然な寝返りをサポートします。

>>公式サイト

お気に入りのマットレスを見つけて快適な睡眠を実現しましょう

マットレスの基礎知識や選び方の基準、おすすめのマットレスをご紹介しました。寝具のなかでも、マットレスは寝心地に直結する要素です。快眠のためには、マットレスの中材や厚み、フィット感といったポイントに注目しましょう。快適に眠れるマットレスを見つければ、毎日の生活の変化を実感できるかもしれません。ご自身の体型・体重や好みに合わせて、長く使えるマットレスを購入しましょう。

公式サイトや参考価格をチェックし、コスパの良い商品を選ぶことも大切です。さらに、返品保証や保証期間のある商品を選ぶことで、安心して購入できます。高品質なマットレスをお得に購入したい場合は、ぜひ「Seiloo(セイルー)」をご利用ください。イベントやフェアなど、全国の家具セール情報を提供しています。ぜひ便利な検索機能をご活用ください。

>>アウトレット家具のセール・イベント情報サイト「Seiloo(セイルー)」

この記事を書いた人

著者 著者:株式会社ヘヤゴト  マーケティング本部 ヘヤゴト編集長(著者)
ヘヤゴト編集長(著者) 株式会社ヘヤゴト マーケティング本部

家具インテリア・寝具のWEBサイト「HEYAGOTO」「Seiloo」「Shopnavi」「MyGallery」「ヘヤゴトフリマ」を運営する株式会社ヘヤゴトの編集長。家具のプロとして、皆様の生活に役立つ情報を発信しております。

監修 監修:株式会社ART CONSCIOUS 代表取締役 インテリアコーディネーター 横森浩美
横森浩美 株式会社ART CONSCIOUS 代表取締役 インテリアコーディネーター

東京、サンフランシスコでインテリアを学ぶ。20代に新米主婦として過ごした海外生活で、欧米のマダムたちがインテリアにかける情熱を目の当たりにする。そこで「インテリアは自己表現、自分を語るメッセージ」と痛感。

帰国後はインテリアコーディネーターとして活動。海外インテリアの雰囲気を取り入れたコーディネートを得意とする。また女性雑誌のインテリア記者としても活動。

現在は、家事代行とインテリアコーディネート、アート提案を一貫して行う株式会社ART CONSCIOUSを立ち上げ、身近なインテリア相談にも応じている。週末の楽しみは現代アートギャラリーを訪ねること。

現代アートの魅力を伝えたく、おすすめの企画展をSNSで紹介している。

町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー卒業・講師資格保有。インテリア 個人宅、クリニックなど実績多数。雑誌のインテリア記者、ハウツーの企画多数。インテリア書の翻訳『House Beautiful Decorating Style インテリアスタイルの技法』(1995年 学芸出版社)。オーダーメイド型家事代行サービスコーディネーターとして15年、400件を超える顧客の担当、著名人多数。

ART CONSCIOUS HP: https://www.art-conscious-tokyo.com/
アート紹介: https://www.instagram.com/romy_romy_romyy/?hl=ja

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