NELLマットレスの購入を検討している方の中には、「カビが生えやすいのでは？」と心配している方も多いでしょう。
実際、インターネットでは「NELLマットレス カビ」で検索されていますが、実際のところはどうなのでしょうか？
「ネルマットレス利用者の声を調べたところ、『カビが生えた』といったネガティブな声は見当たりませんでした。」
つまり、NELLマットレスを使用している多くのユーザーからは、カビに関する深刻な問題は報告されていないのです。
NELLマットレスは、構造的に通気性を考慮して設計されており、ポケットコイルを採用したマットレスは、ウレタンマットレスと比較して通気性が良いという特徴があります。
ただし、どんなマットレスでも使用環境や管理方法によってはカビが生える可能性があるためこの記事ではマットレスのカビについても詳しく解説していきます。
NELL(ネル)マットレスのカビに関する実際の意見を調査
NELLマットレスユーザーからの声を詳しく見てみると、カビよりもむしろ「お手入れのしやすさ」を評価する声が多く見つかります。
「ずっと変えたいと思っていたマットレス。思い切って購入しました。たっぷりの厚みがあって、体をしっかり支えてくれます。お手入れも簡単で、そこも嬉しいポイントです。長く使っていきたいと思います。」
このような声から分かるように、NELLマットレスは日々のメンテナンスがしやすい設計になっています。
「手入れしやすい」という声が多く、ネルマットレスは衛生面を保ちやすいマットレスだと評価できます。
また、長期使用を見据えたユーザーからは以下のような意見も寄せられています。
「10年使えればコスパは悪くないと考えるが、コイルの寿命よりも、周りの生地の寿命の方が早そうな気はする。長い期間使えるように、お手入れしながら使用するのが良いと感じている。」
適切なお手入れを行えば、長期間使用できるマットレスであることがユーザーの声からも確認できます。
NELL(ネル)マットレスに限らず寝具にはカビが生えることがある
NELLマットレスに限った話ではありませんが、すべての寝具にはカビが生える可能性があります。
寝具が置かれている環境が、カビの繁殖に適した条件を満たしやすいためです。
カビが発生する原因は、主に「湿度」「温度」「カビの養分となるゴミ」です。
実際、日本のような高温多湿の気候では、どんな高品質なマットレスでも、適切な管理をしなければカビのリスクは避けられません。
重要なのは、「カビが生えるかどうか」ではなく、「カビを生やさないための対策をしっかり行うこと」です。
NELLマットレスは、その構造上、他のマットレスと比較してカビが生えにくい設計になっていますが、それでも基本的なカビ対策は必要不可欠です。
NELL(ネル)マットレスにカビが生える3つの原因
【原因①】寝汗や皮脂・フケなど人体の汚れ
人は一晩でコップ1杯分（約200ml）の汗をかくと言われています。
人間は寝ている間に、なんとコップ1杯分もの汗をかくといわれています。この寝汗がマットレスに吸収されることで、マットレス内部の湿度が上昇します。
さらに、汗だけでなく皮脂やフケ、髪の毛なども寝具に付着します。
人の髪の毛やフケに含まれるたんぱく質、皮脂の脂肪分はカビの大好物であるため、カビの栄養源となってしまうのです。
特に夏場は汗の量が増えるため、より一層の注意が必要です。
また、体調不良時や運動後など、通常より多く汗をかく状況では、マットレスへの湿気の蓄積も増加します。
【原因②】室温や部屋の湿度
カビには3種類「黒カビ・赤カビ・青カビ」があります。
これらのカビが繁殖しやすい環境条件は以下の通りです。
- 湿度：1.湿度：70％以上
- 気温：2.気温：20～30度
日本の梅雨時期や夏場は、まさにこれらの条件が揃いやすい環境です。
エアコンで室温を快適に保っていても、除湿を怠ると湿度が高くなり、カビが繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
また、冬場でも暖房により室温が上がり、結露などで湿度が高くなることがあるため、年間を通じて湿度管理は重要です。
【原因③】カビの養分になる汚れやゴミ
汗・皮脂・フケなどの汚れ、ホコリなどがカビの養分となります。寝室は、ホコリやダニが溜まりやすい場所でもあります。
汚れがマットレスに蓄積されることで、カビにとって絶好の繁殖環境となってしまいます。
ペットを飼っている家庭では、ペットから発生するホコリやフケはカビの餌になるため、カビが繁殖する可能性があります。さらに注意が必要です。
NELL(ネル)マットレスにカビが生えると健康に悪い理由
カビが生えたマットレスを使い続けることは、健康に深刻な影響を与える可能性があります。
カビは健康に影響を及ぼすことがあるので、早めに除去するか新しいマットレスに交換することをおすすめします。
①アレルギー性鼻炎
カビの胞子を吸い込むことで、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状が現れることがあります。
特に就寝中は長時間カビの胞子にさらされるため、症状が悪化しやすくなります。
朝起きたときに鼻がムズムズする、くしゃみが止まらないといった症状がある場合は、マットレスのカビが原因かもしれません。
②夏型過敏性肺炎
・夏型過敏性肺炎は、特定のカビ（トリコスポロン）が原因で起こる肺炎です。
夏場に多く発生し、咳、息切れ、発熱などの症状が現れます。
重症化すると呼吸困難に陥ることもあるため、早期の対処が必要です。
③アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
・アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、アスペルギルスというカビが原因で起こる呼吸器疾患です。
喘息のような症状が現れ、慢性化すると肺の機能が低下する可能性があります。
肺を切除することになったり、最悪な場合だと命を起こすこともあります。
深刻な健康被害を避けるためにも、マットレスのカビ対策は非常に重要です。
NELL(ネル)マットレス超簡単カビ対策おすすめ5選
【対策①】シーツ・布団をこまめに洗濯
最も基本的で効果的なカビ対策は、シーツや敷きパッドを定期的に洗濯することです。
シーツについたカビの栄養分となる皮脂汚れや汗の汚れを落としましょう。お休みの日など、週に1回は洗うようにしましょう。
シーツや敷きパッドは、汗や皮脂を直接吸収するため、これらをこまめに洗濯することで、マットレス本体への汚れの浸透を防ぐことができます。
洗濯の際のポイント
- 週に1回以上の洗濯を心がける
- 晴れた日に天日干しをする
- 抗菌・防臭加工のシーツを使用するとより効果的
【対策②】風通しの良いところで陰干し・保管
NELLマットレスは定期的な陰干しで湿気を逃がすことが重要です。月1回はマットレスを干すようにしましょう。
陰干しの方法
- マットレスを壁に立てかける
- 風通しの良い場所で数時間放置
- 扇風機やサーキュレーターを使って風を当てるとより効果的
マットレスが重くて移動が困難な場合は、毎日起きたら掛ふとんをめくり、マットレス表面をさらす癖をつけましょう。
これだけでも湿気の放出に効果があります。
【対策③】すのこベッドの上で使ってみる
NELLマットレス公式でも直置きはNG。ベッドベース(フレームやすのこ等)の使用を推奨しています。
すのこベッドを使用することで、マットレスと床の間に空気の通り道ができ、湿気がこもりにくくなります。特に通気性の高い桐やひのきのすのこがおすすめです。
すのこベッドの選び方
- 板と板の間隔が適度に空いているもの
- 耐荷重がしっかりしているもの
- できれば脚付きで床からの高さがあるもの
【対策④】マットレスの上と下を交互に使う
マットレスの上下や表裏を定期的にローテーションすることで、特定の部分に湿気や汚れが集中することを防げます。
ローテーションの目安
- 3ヶ月に1回程度
- 季節の変わり目に行うと覚えやすい
- 可能であれば表裏も入れ替える
NELLマットレスはポケットコイル構造のため、ローテーションしても寝心地に大きな違いはありません。
むしろ、マットレス全体を均等に使用することで、寿命も延びる効果があります。
【対策⑤】部屋をこまめに掃除
窓を開けて寝室の空気を入れ替えるだけで湿気下げる事ができ、カビの栄養分となるホコリを外に出す事ができます。
部屋の掃除と換気のポイント
- 毎日窓を開けて換気（最低10分以上）
- 週に2-3回は掃除機をかける
- ベッド下のホコリも忘れずに掃除
- 湿度計を設置して60％以下を保つ
特に梅雨時期や夏場は、除湿器やエアコンの除湿機能を活用して、室内の湿度をコントロールすることが大切です。
NELL(ネル)マットレスにカビが生えても返品や交換はできない
残念ながら、カビが原因でのNELLマットレスの返品や交換は基本的に対応していません。
カビの発生が使用環境や管理方法に大きく左右されるため、製品の欠陥とは判断されないからです。
NELLマットレスには120日間のフリートライアルがありますが、これは「寝心地が合わない」場合の返品保証であり、カビなどの使用上の問題は対象外となります。
また、10年間の耐久保証についても、通常使用でのヘタリ（3cm以上）が対象であり、カビによる損傷は保証対象外です。
購入後は適切なカビ対策を行い、清潔な状態を保つことが何より重要になります。
NELL(ネル)マットレスにカビが生えた時の対処法
万が一、NELLマットレスにカビが生えてしまった場合は、早急に対処することが大切です。
放置すると健康被害のリスクが高まるだけでなく、カビが広範囲に広がってしまいます。
①エタノールやアルコールでカビを拭き取る
消毒用エタノールをスプレーボトルに入れて、カビている箇所が湿るまで吹きかけたら、1時間ほど放置して浸透を待とう。
エタノールでのカビ除去手順
- 消毒用エタノール（濃度70-80％）を用意
- スプレーボトルに入れてカビ部分に吹きかける
- 1時間ほど放置して浸透させる
- ぬるま湯で濡らしたタオルで優しく拭き取る
- ドライヤーで乾燥させるか、風通しの良い場所で陰干し
注意点
- 必ずマスクとゴム手袋を着用する
- 換気を十分に行う
- こすると悪化してしまうので、カビをつまむようなイメージで行ってください。
②酸素系の漂白剤を使ってみる
エタノールで落ちない頑固なカビには、酸素系漂白剤が効果的です。酸素系漂白剤を使えば、殺菌だけでなく、カビの黒ずみまで落とすことができます。さらにマットレスの色落ちの心配もありません。
使用方法
- 酸素系漂白剤を40-50℃のお湯に溶かす
- キッチンペーパーに染み込ませる
- カビ部分に10分程度パックする
- 水で濡らしたタオルでしっかり拭き取る
- 完全に乾燥させる
塩素系漂白剤（カビキラーなど）は、マットレスを傷めたり、色落ちの原因になるため使用は避けましょう。
③クリーニング業者へ依頼
カビの範囲が広かったり、生えてから時間が経ったりしていると、自力で落とすのが困難な場合も。
そんなときは、思い切ってプロのクリーニング業者に依頼してみましょう。
クリーニング業者に依頼するメリット
- 専門的な機材と薬剤で徹底的にカビを除去
- 目に見えない菌や臭いも除去
- マットレスを傷めずに処理
費用の目安
- シングルサイズ：7,000円～15,000円
- ダブルサイズ：10,000円～20,000円
④最悪の場合はマットレスの買い替えも検討…
カビが広範囲に広がっている場合や、クリーニングでも除去できない場合は、健康被害を避けるためにも買い替えを検討する必要があります。
買い替えを検討すべきケース
- マットレスの半分以上にカビが広がっている
- カビの臭いが取れない
- アレルギー症状が改善しない
- クリーニング費用が新品購入の半額を超える場合
買い替える際は、今回の経験を活かして、より通気性の良い環境を整えてから新しいマットレスを使用しましょう。
NELL(ネル)マットレスはしっかりカビ対策すれば心配や後悔は不要！
NELLマットレスは、手入れのしやすさと構造からネルマットレスは、カビが生えにくいマットレスといえます。
実際のユーザーからも「カビが生えた」という深刻な報告はほとんどありません。
しかし、どんなに優れたマットレスでも、適切な管理をしなければカビのリスクはゼロにはなりません。重要なのは、日々の簡単なお手入れを習慣化することです。
購入を検討している方は、まずは120日間のトライアルを活用し、自分に合うかどうかを確認することをおすすめします。使用する際は、この記事で紹介したカビ対策も実践してみてください。
正しい知識と適切なケアで、NELLマットレスとともに快適な睡眠生活を送りましょう！