【腰痛で悩む方へ】マットレスおすすめ8選!硬さ・反発力・安さを比較した後悔しない選び方

【腰痛で悩む方へ】マットレスおすすめ8選!硬さ・反発力・安さを比較した後悔しない選び方

「朝起きた時の腰の痛みに悩んでいる」
「腰痛持ちで寝るのがしんどい」

腰痛はマットレス選びで改善できる可能性があります。しかし、硬すぎても柔らかすぎても逆効果になることもありどのマットレスが腰痛に良いのか迷っている方は多いのではないでしょうか。

本記事では、睡眠のプロが腰痛持ちの方が避けるべきマットレスの特徴から、体型・体重別の選び方、おすすめ商品まで詳しくご紹介していきます。

あなたの腰痛改善に最適なマットレスを一緒に見つけましょう!

腰痛持ちが避けたいマットレスの特徴

腰痛持ちが避けたいマットレスの特徴

腰痛で悩む方が選んではいけないマットレスの特徴は下記です。

  • 硬すぎて腰や肩への負担が大きい
  • 柔らかすぎて腰が沈み込む
  • へたりがあり体のバランスが崩れる
  • 体圧分散が低く特定の部位に圧力が集中する
  • 通気性が悪く湿気がこもりやすい

この特徴を理解せずにマットレスを選ぶと後悔する原因にもなりますので詳しく解説していきます。

硬すぎて腰や肩への負担が大きい

硬すぎるマットレスで寝ると、体とマットレスの間に隙間ができ、腰椎の前弯(腰の自然なカーブ)が保てません。これにより腰部の筋肉が一晩中緊張状態となり、朝起きた時の腰痛や筋肉のこわばりにつながります。

理想的な硬さは、仰向けで寝た時に腰とマットレスの間に手のひら1枚分程度の隙間ができる程度です。

柔らかすぎて腰が沈み込む

反対に柔らかすぎるマットレスも問題です。腰部分が深く沈み込むと、背骨の自然なS字カーブが崩れ、腰椎に過度な負担がかかります。朝起きた時に腰が重だるく感じる場合は、マットレスが柔らかすぎる可能性があります。

人体で最も重い腰部が過度に沈み込むと、「ハンモック現象」が起きます。これは腰が谷底のように沈み、頭と足が高い位置になる状態で、腰椎の椎間板に持続的な圧迫がかかります。

特に体重が70kg以上の方や、筋肉量の多い男性は、柔らかすぎるマットレスで腰痛が悪化しやすい傾向があります。

へたりがあり体のバランスが崩れる

長年使用したマットレスは、特に腰部分がへたりやすくなります。部分的なへたりは体のバランスを崩し、寝姿勢が不自然になることで腰痛を悪化させる原因となります。

マットレスの寿命と交換時期

  • ウレタンマットレス:5〜8年
  • ポケットコイルマットレス:8〜10年
  • ボンネルコイルマットレス:6〜8年
  • ラテックスマットレス:10〜15年

へたりのチェック方法は、マットレスの表面を手で押して、元に戻るまでに3秒以上かかる場合は交換時期です。また、寝た跡が30分以上残る場合も要注意です。

体圧分散が低く特定の部位に圧力が集中する

質の低いマットレスは体圧を均等に分散できず、腰や肩など重い部分に負担が集中します。これにより血流が悪くなり、筋肉の緊張や痛みにつながります。

理想的な体圧分散では、仰向け時に頭部8%、背中33%、腰部44%、脚部15%の割合で体重が分散されます。腰痛対策では、特に腰部の44%をいかに広い面積で支えるかが重要です。

通気性が悪く湿気がこもりやすい

通気性の悪いマットレスは湿気がこもりやすく、カビやダニの温床となります。また、寝汗による不快感から寝返りが増え、睡眠の質が低下することで腰痛の回復を妨げる可能性があります。

人は一晩にコップ1杯分(約200ml)の汗をかきます。通気性の悪いマットレスでは、この湿気が逃げずに蓄積され、睡眠中の体温調節を妨げます。体温調節がうまくいかないと、深い睡眠(ノンレム睡眠)が得られず、成長ホルモンの分泌が減少。

これにより筋肉や椎間板の修復が不十分となり、腰痛の慢性化につながります。

腰痛の悩みを緩和できるマットレスの選び方

腰痛の悩みを緩和できるマットレスの選び方

腰痛で悩み方はマットレス選びが非常に重要です。

下記の要素を確認したうえで自分に合ったマットレスを選びましょう。

  • 素材を比較して選ぶ
  • 自分の体格にあったサイズを選ぶ
  • 厚み10cm以上の商品を選ぶ
  • 反発力が高く寝返りしやすい商品を選ぶ

素材を比較して選ぶ

マットレスの素材選びは腰痛改善の最も重要なポイントです。まず最も腰痛対策に適しているのが高反発ウレタンです。

密度30D以上、反発弾性率50%以上のものを選ぶと、適度な硬さで体をしっかり支えながら、寝返りもスムーズに行えます。ただし通気性がやや劣り、温度により硬さが変化する点には注意が必要です。

一方、低反発ウレタン(メモリーフォーム)は体の形に合わせてフィットし、圧迫感が少ないという特徴がありますが、寝返りがしにくく夏場は暑く感じやすいため、腰痛対策としては5cm以下の薄い層として高反発素材と組み合わせる使い方がおすすめです。

スプリング系ではポケットコイルが優秀で、理想はダブルサイズで1000個以上のコイルを使用したものです。

独立したコイルが点で体を支えるため、優れた体圧分散性と通気性を実現します。価格は高めですが、コイルの配列密度が高いほど細かな体の凹凸に対応でき、腰痛改善効果が期待できます。

ボンネルコイルは耐久性が高く価格も手頃ですが、面で支える構造のため体圧分散性が劣ります。腰痛対策として使用する場合は、上層に体圧分散層があるものを選びましょう。

天然素材ではラテックス(天然ゴム含有率90%以上)が注目されています。

抗菌性に優れ、ダニを寄せ付けず、適度な弾力性で腰部をサポートします。10年以上使用してもへたりにくい耐久性も魅力ですが、重量があり価格も高額で、ゴムアレルギーの方は使用できません。

自分の体格にあったサイズを選ぶ

マットレスの硬さ選びは体重が基準となります。硬さの単位であるニュートン(N)値を目安に、体重45kg以下の方は100〜140Nのソフトタイプ、45〜60kgの方は140〜170Nのレギュラータイプ、60〜80kgの方は170〜200Nのハードタイプ、80〜100kgの方は200N以上のスーパーハードタイプが適しています。

体重100kg以上の方は、個別にカスタマイズされた商品を検討することをおすすめします。

さらに正確に選ぶためには、BMI(体格指数)も考慮しましょう。BMIは体重(kg)÷身長(m)²で計算でき、18.5未満の方は柔らかめ〜普通、18.5〜25の標準体型の方は普通〜やや硬め、25〜30の方は硬め、30以上の方は超硬めまたは医療用マットレスの検討が必要です。

寝姿勢によっても最適な硬さは変わります。仰向け寝がメインの方は腰部サポートを重視した中〜高反発タイプ、横向き寝が多い方は肩と腰の沈み込みを考慮したゾーニング構造(部位により硬さが異なる)のものがおすすめです。

うつ伏せ寝は腰への負担が大きいため避けるべきですが、どうしてもその姿勢で寝る場合は硬めのマットレスを選択してください。

厚み10cm以上の商品を選ぶ

マットレスの厚さは8〜10cmは最低限の厚さで、体重の軽い方向けですが底付き感のリスクがあります。10〜15cmが標準的な厚さで、体重80kgまでの方なら十分な支持力があります。

理想的なのは15〜20cmの厚さで、この範囲なら多層構造による高い機能性が期待できます。20〜25cmになると高級仕様で重量はありますが抜群の安定感があり、25cm以上の超厚型はベッドフレームが必須で、搬入経路の確認も必要になります。

厚さだけでなく、多層構造の内容も重要です。理想的な層構成は、肌触りと吸湿性を担う2〜3cmの表層、初期の体圧分散を行う3〜5cmのコンフォート層、主要な体重を支える5〜10cmのサポート層、そして安定性と耐久性を確保する5cm以上のベース層という4層構造です。

この構造により、それぞれの層が役割を分担し、総合的に腰痛を軽減します。

反発力が高く寝返りしやすい商品を選ぶ

寝返りは腰痛改善に欠かせない要素です。健康な成人は一晩に20〜30回の寝返りを打ち、理想的な寝返り時間は3〜4秒以内とされています。寝返りには血流促進、体圧部位の変更、体温調節、さらにレム睡眠とノンレム睡眠の切り替えという重要な効果があります。

反発弾性率は寝返りのしやすさを示す指標で、50%以上が高反発で寝返りしやすく、15〜50%が中反発、15%未満が低反発で寝返りしにくいとされています。

腰痛対策には反発弾性率50〜60%が最適で、この範囲なら少ない力で自然に寝返りができ、睡眠中の腰への負担を最小限に抑えることができます。

低反発マットレスは体にフィットしますが、寝返り時に余分な力が必要となり、かえって腰に負担をかける可能性があるため注意が必要です。

腰痛でもおすすめのマットレス8選の特徴を比較

腰痛でもおすすめのマットレス8選の特徴を比較

上記特徴を参考に腰痛で悩む方におすすめできるマットレスを8商品ご紹介いたします。

値段や特徴を比較したうえで、商品によっては返品保証付きのお試し期間がある商品もあり実際に試したうえで購入するかどうか判断が可能です。

NELLマットレス

NELLマットレス

NELLマットレスの最大の特徴は、ダブルサイズで1734個ものポケットコイルを使用した贅沢な設計です。厚さ21cmの13層構造で、特に注目すべきは「センターハード構造」。

腰部分のコイルを硬めに、肩部分は柔らかめに配置することで、腰の沈み込みを防ぎながら横向き寝でも快適に眠れます。

整形外科医との共同開発により医学的根拠に基づいた設計となっており、10年保証と120日間の返金保証付きで安心して試せるのも魅力です。

エマ・スリープ

エマ・スリープ

ドイツ生まれのエマ・スリープは、厚さ25cmの高反発ウレタン3層構造が特徴です。1層目のソフト層で優しく体を受け止め、2層目のミディアム層で動きをサポート、3層目のハード層でしっかりと体を支えます。

ヨーロッパで200万人以上が使用し、腰痛改善の報告も多数寄せられています。

ドイツの厳格な品質基準をクリアした信頼性の高さも魅力ですが、日本人にはやや柔らかく感じる場合があるため、体重60kg以上の方は実際に試してから購入することをおすすめします。

雲のやすらぎプレミアムマットレスモデル3R

雲のやすらぎプレミアム

17cmの厚さを持つ5層構造で、まさに雲の上で寝ているような寝心地を実現しています。

独自の「新クロスクラウド製法」による凹凸プロファイル加工により、体圧を点で支えて効果的に分散。腰部分の圧力を最大40%軽減するというデータもあり、整体師やスポーツトレーナーからの推薦も多い商品です。

春夏用と秋冬用のリバーシブル仕様で、季節に応じて使い分けられるのも便利。腰痛持ちの方の満足度は94.2%という高い数値を誇ります。

GOKUMINプレミアスプリングマットレス腰サポ

GOKUMIN

コストパフォーマンスを重視する方におすすめなのがGOKUMINです。1万円台から購入できる価格帯ながら、密度32Dの高品質高反発ウレタンを使用。

厚さは4cmのトッパータイプから15cmまで選択でき、硬さも180N、200N、250Nの3種類から体重に応じて選べます。

竹炭配合により消臭・調湿効果もあり、特に250Nモデルは体重80kg以上の方の腰痛対策に効果的です。

予算を抑えながらも品質を妥協したくない方に最適な選択肢といえるでしょう。

LIMNE(リムネ)

LIMNE(リムネ)

横向き寝が多い方に特におすすめなのがLIMNEです。独自開発の新素材「スフエアー」は、低反発と高反発の良いところを併せ持ち、マシュマロのような柔らかさながら沈み込みすぎない絶妙なバランスを実現しています。

22cmの厚さで3層一体成型、肩と腰の部分で硬さを変えるゾーニング設計により、横向きで寝ても理想的な背骨のラインを保持できます。

睡眠時無呼吸症候群で横向き寝を推奨されている方にも最適な設計となっています。

西川AiR

西川AiR

老舗寝具メーカー西川のAiRシリーズは、アスリートも愛用する高機能マットレスです。特殊立体波形凹凸構造により、ダブルサイズで約1200点の点で体を支え、血行を妨げず筋肉の緊張を最小限に抑えます。

AiR 01、03、SI、SXの4種類があり、上位モデルほど腰部分の凹凸を大きくした特殊構造で腰椎の自然なカーブを保持。

プロアスリートの使用率が高く、激しい運動後の腰痛ケアにも対応できる本格派です。

モットン

モットン

日本人の体型を徹底研究して開発されたモットンは、腰痛対策に特化したマットレスです。次世代高反発ウレタン「ナノスリー」を採用し、140N、170N、280Nの3種類の硬さから選択可能。

厚さ10cmとコンパクトながら、復元率96.0%という優れた耐久性を誇ります。

8万回の耐久試験をクリアし、へたりにくさも実証済み。購入後の硬さ交換も1回限り可能で、90日間の返金保証付き。腰痛改善率94.2%という高い実績も魅力です。

エアウィーヴ

エアウィーヴ

独自素材のエアファイバー(ポリエチレン樹脂)を使用したエアウィーヴは、革新的な三次元構造であらゆる方向から体を支えます。

マットレスパッドタイプは6cm、ベッドマットレスタイプは18cm以上の厚さがあり、用途に応じて選択可能。最大の特徴は水洗いができることと、復元性99%以上という驚異的な耐久性です。

寝返りに必要な力を従来マットレスの1/3に軽減し、さらにスマートフォンアプリと連動して睡眠の質を測定できる最新モデルも登場。体圧分散図の無料診断サービスもあり、科学的アプローチで腰痛改善を目指せます。

腰痛向けマットレスで注意したい3つのこと

腰痛向けマットレスで注意したい3つのこと
  • 折りたたみマットレスは極力避ける
  • 値段が安いマットレスは腰痛対策に期待できない
  • マットレスだけで腰痛が完治することはない

折りたたみマットレスは極力避ける

折りたたみ部分に隙間や段差ができやすく、寝姿勢が不安定になります。

また、構造上薄くなりがちで、体をしっかり支えられない場合が多いため、腰痛対策には不向きです。

例外的に使用可能な場合

  • 厚さ10cm以上の三つ折りタイプ
  • 折り目が腰部分に来ない設計
  • 高密度ウレタン(30D以上)使用
  • 来客用など短期使用に限定

値段が安いマットレスは腰痛対策に期待できない

1〜2万円程度の安価なマットレスは、素材の品質が低く、へたりやすい傾向があります。

価格帯別の期待できる効果

  • 1〜3万円:応急処置レベル、1〜2年で交換前提
  • 3〜5万円:基本的な腰痛対策可能、3〜5年使用可
  • 5〜10万円:本格的な腰痛対策、5〜8年使用可
  • 10万円以上:医療レベルの効果期待、10年以上使用可

マットレスだけで腰痛が完治することはない

マットレスは腰痛緩和の重要な要素ですが、それだけで完治するわけではありません。

総合的な腰痛対策

  1. 適切なマットレスと枕の組み合わせ
  2. 就寝前のストレッチ(特に腸腰筋、ハムストリングス)
  3. 体幹トレーニング(プランク、ドローイン)
  4. 正しい起き上がり方(横向きから)
  5. 日中の姿勢改善
  6. 適正体重の維持
  7. ストレス管理

マットレス選びは腰痛対策として効果的!自分に合った商品を見つけよう

腰痛に悩む方にとって、適切なマットレス選びは睡眠の質を大きく左右し、日中の活動にも影響を与えます。睡眠は人生の約1/3を占める重要な時間であり、その質を高めることは腰痛改善への第一歩です。

良質な睡眠は最高の腰痛治療薬です。この記事を参考に、あなたの体に最適なマットレスを見つけ、痛みのない快適な毎日を取り戻してください。

睡眠環境への投資は、健康への最良の投資といえるでしょう。

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